パラレルワールド2

2021/06/30

パラレルワールド 不思議な体


1ヶ月前、昼寝をしていると、不思議な感覚に襲われた。

夢を見ているつもりが、パラレルワールドに行っていたようだ。


ここからは、パラレルワールドを夢と表現する。

夢は、家の庭にいるところから始まった。

家は洋風の白い平屋。芝生が一面に広がる庭だった。

庭から眺める景色は、田植えをしたばかりの田んぼが一面に広がっていた。

「田んぼだらけなのに、どうしてうちの家は夏暑いんだろう?…ん?…うちの家って…どうしてこんなこと思うんだろう」

私は、田んぼの畦道を散策した後、家の中に入った。

「間取りがうちの家とは違う…ん?また…うちの家って…ここうちの家だし…」

家の中を歩き回った。なぜかリビングには近づこうとしない。

すると、リビングから飼っているモルモット(名前はマル)の鳴き声がした。

私は、リビングのドアに手をかけた。

「違う!マルちゃんの鳴き声はこんなんじゃない!!ここは私の家じゃない!!!」

その瞬間目が覚めた。

体が物凄く重い。体にズドーンと圧がかかっているかのようだ。暫く立ち上がれなかった。

ゲージの中からマルちゃんが、じっと私を見つめている。

ひょっとしたら、私の異変に気付いたマルちゃんが、「戻って来て」と危険を知らせる為に、実際に鳴いていたのかもしれない。


ここからは、夢を向こうの世界と表現する。

向こうの世界の家、間取り、庭、周りの景色は、現実世界とは違っていたが、なぜかリビングのドアだけは現実世界と同じだった。

現実世界では、1日の大半をリビングで過ごすのに、向こうの世界では近づこうともしなかった。

ひょっとしたら、リビングに向こうの世界の自分がいたのかもしれない。

向こうの世界の自分と会っていたら、どうなっていたのだろう。

向こうの世界と現実世界で、お互いの意識だけが入れ替わっていた可能性もある。

私は、向こうの世界で「ん?」と疑念を抱いていたので、パラレルワールドに薄々気付いていたようだ。

無意識にパラレルワールドを受け入れていたのだろう。