日御碕神社〜島根県出雲市大社町

2021/07/16

スサノオ 重要文化財 出雲 神社仏閣 天照大神 島根 日御碕神社 不思議な体験

 




日御碕(ひのみさき)神社





【所在地】


島根県出雲市大社町日御碕


大社町杵築東には出雲大社がある。

日御碕神社と出雲大社は車で15分の距離。




【御祭神】


日沉宮(ひしずみのみや)〔下の宮〕



[主祭神]


天照大御神(アマテラスオオミカミ)



[配祀神]


天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)


天穂日命(アメノホヒノミコト)


天津彦根命(アマツヒコネノミコト)


活津彦根命(イクツヒコネノミコト)


熊野樟日命(クマノクスビノミコト)



日沉宮〔下の宮〕



神の宮〔上の宮〕



[主祭神]


神素盞嗚尊(カミスサノオノミコト)



[配祀神]


田心姫命(タゴリヒメノミコト)


湍津姫命(タギツヒメノミコト)


市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)



神の宮〔上の宮〕




【配祀神の詳細】


「日沉宮」と「神の宮」の配祀神は、*天照大神と素戔嗚尊の誓約で生まれた神達。

「神の宮」の配祀神は、*宗像三女神のこと。



*天照大神と素戔嗚尊の誓約の詳細はこちら⇩

『新田神社〜鹿児島県薩摩川内市』

https://keipandkeip.blogspot.com/2022/08/blog-post.html



*宗像三女神の詳細はこちら⇩

『世界遺産 沖ノ島』

https://keipandkeip.blogspot.com/2022/01/blog-post_20.html




【由緒と歴史】


創建は古く、*第3代・安寧天皇13年(紀元前536年)。

日御碕神社は、天照大御神の和魂(にぎみたま)、素戔嗚尊の奇魂(くしみたま)が祀られている。

素戔嗚尊の5世孫・天葺根命(アマノフキネノミコト)が、この地に素戔嗚尊を祀ったことが始まりといわれている。

天葺根命が経島(ふみしま)を訪れると、天照大御神が降臨し、次のような神託を得た。

「我天下の*蒼生を恵まむ、汝速やかに我を祀れ」

この神託により天照大御神を祀ることとなった。

日沉宮は、元は経島に鎮座していた。

948年、村上天皇の勅命により日沉宮は現在地に遷座した。

日沉宮の名前の由来は、伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守れ」との勅命を受けたことによる。



*安寧天皇:在位は紀元前567〜紀元前510年。*欠史八大の一人。



*蒼生:国民。あおひとぐさ。



*欠史八大の詳細はこちら⇩

『瓊瓊杵尊の可愛山陵、彦火火出見尊の高屋山上陵、天皇陵の説明』

https://keipandkeip.blogspot.com/2022/07/blog-post_21.html



経島 ウミネコの繁殖地




【和魂】


平和、調和、想いやり。




【奇魂】


霊感、悟り、智慧(物事を観察・分析し、真理を追及する)。




【境内】


境内はとても広く、たくさんの摂末社が祀られている。

日沉宮、神の宮、楼門、回廊、禊所、宝庫、門客人社、12棟の社殿、鳥居2基、石灯籠5基が、国指定重要文化財に指定されている。



奥:神の宮 右:日沉宮


境内


摂末社 十九社




【不思議な体験】


日御碕神社で不思議な文字が見えた。

日沉宮で手を合わせると、「神事御多」の文字が見えた。

神の宮で手を合わせると、「神事多し」の文字と「下に突き刺さった剣」が見えた。

稚日女命(ワカヒルメノミコト)を祀る末社・窟社では、「三つの頭の龍。なびく風。古代の服装と髪型をした人の後ろ姿」が見えた。

それと、日御碕神社と、訪れた島根の神社のいくつかの摂末社で、「気比」の文字が見えた。

「神事御多」と「神事多し」は、「これから神事が多くなります」と伝えているのだろう。

「下に突き刺さった剣」は、「天の意志を地に繋ぎ止めろ」と伝えているのだろう。

「三つの頭の龍。なびく風。人の後ろ姿」は、神功皇后の三韓征伐?

「気比」は、武内宿禰と何かと縁があるので、気比神社に関することを伝えているのかもしれない。

または、宇気比か食物神のことかもしれない。




【おわりに】


日御碕神社を訪れるのは2回目。

私はこの神社が好きだ。

日御碕神社の周りには、岬や灯台など、観光スポットがたくさんあるので、1日余裕で過ごせる。



出雲日御碕灯台


灯台付近から見る海



日御碕神社の名前の由来「日の本の夜を守れ」は、月読命をいっているのではないだろうか。

島根県は山陰地方なので「陰」つまり「月」。

だから、日御碕神社に月読命を祀っていてもおかしくはない。

月と太陽の両方が鎮座しているのではないだろうか。

*須我神社の本殿の軒下に、月と太陽の珍しい彫刻が彫られていたのも、これを現しているのかもしれない。

古代の山陰地方は、月と太陽の両方を祀り、祈りを捧げていたのではないだろうか。

天照大御神の「和魂」と素戔嗚尊の「奇魂」から、私たちが覚醒するのに必要なのは「調和」と「智慧」だと伝えているような気がする。

宇宙にある全てのものは連動している。

陰と陽は連動しており、どちらかが欠けては存在できない。



*須我神社の詳細はこちら⇩

『須我神社〜島根県松江市雲南市』

https://keipandkeip.blogspot.com/2021/07/blog-post.html