私が小学生のとき、

「人は本当に悲しいときに涙は出ない」

と母が言った。

母がこのようなことを言ったのは、私が産まれるずっと前に、姉が交通事故で亡くなっているから。

私は4人姉妹の末。

亡くなったのは4番目の姉で、姉が生きていたら5人姉妹だった。

姉は6歳で亡くなった。

来年入学式を迎えるのを楽しみにしていたそうで、お葬式に新品のランドセンをお供えしたそうだ。

約10年後、そのランドセルは、私が入学式のときに譲り受けた。


家の前は2車線の見通しの良い道路。

姉が道路を渡るとき、消防車が止まっており、見通しが悪かったので、左右を確認して横断した。

すると、猛スピードで車が突っ込んできた。

姉は急死だった。

車を運転していたのは地元の男性。

男性は結婚しており、奥さんが妊娠していたそうだ。

警察が来て、父と母が真っ先に言った言葉は、

「できるだけ相手の罪を軽くしてあげてください」

しかしこの後、常識では考えられないことが立て続けに起こった。


事故を起こした方の身内が来て、

「罪を軽くしてあげて、あんたのところも子供がいるから分かるでしょう」


地元のあまり話したこともないような人が来て、

「お金貸して、娘さん亡くなって保険金入ったでしょう」


示談交渉の際、相手の保険屋がヤクザっぽい人を連れて来て脅してきた。


常識では考えられないことですが、これが本来の人間です。

常識では考えられないと思いながらも、私たちは意外とこれと同じようなことをしていたりします。


私たち人間を作ったのは、レプティリアン(爬虫類型宇宙人)です。

私たち人間は、レプティリアンと猿の遺伝子で作られました。

レプティリアンが人間を作った理由は、地球での金の採掘の労働源と、人間から重いエネルギーを搾取する為です。

レプティリアンは重いエネルギーを好み、糧にします。

地球がピラミッド社会で、お金に価値があり、物質社会なのは、レプティリアンが人間から重いエネルギーを搾取する為です。

地球はレプティリアンに支配されていますよ。

世の中おかしなことばかりで、普通に考えただけで、レプティリアンに支配されていることなんて、直ぐに分かります。

戦争、税金、国境、所有…など、例をあげるとキリがありません。

今の私たち人間は、軽いエネルギーを好む人たちが多いので、重いエネルギーを好むレプティリアンとは真逆ですね。


話を戻します。

何度も言いますが、父と母は真っ先に、

「できるだけ罪を軽くしてください」と警察に伝えている。

父と母は軽いエネルギー。

父と母は霊感はないが、感覚で人の重いエネルギーと軽いエネルギーを見分ける。

無意識に見分けているので、父と母は見分けていることさえ気付いていない。

重いエネルギー持った人たちが、常識では考えられないことをしましたが、父と母は全てを受け入れ、何を言われても怒らなかった。

誰が聞いても「その通りだ」と納得する方法と言葉遣いで、相手を追い返した。

母は子を守る親として、強く、賢く、強い母性を持った人。

そのときの母を想像すると、「自分がしっかりしなきゃ、守らなきゃ」と無意識に奮闘していたはず。


姉が亡くなって20年経ったであろう、夏のある日。

母と2人で、ベランダで星を見ていると、急に母が私に話しかけた。

「人は本当に悲しいときは涙は出ない。お母さん、なみちゃん(亡くなった姉)が死んだとき、全く涙が出なかった。亡くなって暫く経ってから涙が出た」

私は言葉を返さなかった。

心の中で「じゃあ、人ってどんなときに涙が出るんだろう?」と思った。

自分が泣いたときのことを思い出し、考えた。


「人は、悔しいときと、心が浄化されたときに泣く」


泣くと心がスーとして、安心して、落ち着いて、暫くすると我に返る。

「あれ?なんで泣いていたんだろう?まあいいや」となって、次の行動に取り掛かれる。

涙を流すのは心の浄化。

祓戸の神は、全ての穢れを水で流し、清めてくれる。

それと似たような作用なのかもしれない。