櫻井(さくらい)神社
【所在地】
福岡県糸島市志摩桜井
【御祭神】
神直日神(カムナオヒノカミ)
大直日神(オオナオヒノカミ)
八十枉津日神(ヤソマガツヒノカミ)
【八十枉津日神、神直日神、大直日神】
伊弉諾命(イザナギノミコト)が黄泉(よみ)の国で穢れを受け、禊を行った時、最初に生まれたのが八十枉津日神。
次に生まれたのが神直日神、大直日神。
つまり、三柱とも黄泉の国の穢れから生まれた神。
八十枉津日神の「マガ」は「災厄」、「ツ」は格助詞「の」、「ヒ」は神霊のことで、「マガツヒ」は「災厄の神霊」という意味。
神直日神、大直日神は、罪祟りを祓う神。
【不思議な神社】
櫻井神社で違和感を覚えたのは、御祭神を書いた扁額がどこにもないことだ。
前述の御祭神は、櫻井神社のホームページで調べた。
扁額はないのにホームページには書いている・・・なぜだろう?不思議だ。
拝殿へ向かう鳥居の前にある看板には、こう書かれていた。
[桜井神社]
與止姫大明神が御祭神かと勘違いしそうになった。
佐賀県に與止姫神社があるが、與止姫とは、神功皇后の妹とも、豊玉姫とも言われており、謎多き存在。
桜井神社の本殿・拝殿・桜門は立派な彫刻が施されている。
本殿の後ろに、岩戸宮(いわとぐう)がある。
看板に書いてある、霊験あらたかな神様が現れた古墳だ。
つまり、古墳を岩戸宮という名前で祀っている。
岩戸宮の拝殿が古墳の入口だ。
年に一度、この古墳に入ることができるようだ。
【櫻井大神宮】
櫻井神社の境内には櫻井大神宮もある。
御祭神は、天照大御神
【櫻井大神宮の由緒】
櫻井神社、御祭神の神託を受けた黒田忠之公が、櫻井神社創建前の1625年に岩戸神窟(古墳・岩戸宮)の西南に、伊勢神宮の祀官・橋本氏により、伊勢神宮の内宮・外宮の両宮の御分霊を奉じさせ、御鎮座頂いた。
櫻井大神宮も詳しいことが書かれていなかったので、櫻井神社ホームページから引用。
伊勢神宮の内宮・外宮の分霊に御鎮座頂いたのなら、豊受大神も御祭神なのでは…?と思うのは私だけだろうか。
【おわりに】
櫻井神社の御祭神の八十枉津日神は、災厄の神なので神社に御祭神を書いていないのだろうか?
仮にそうだとしても、災厄の神も神様なのだし、罪祟りを祓う神直日神・大直日神を祀っているのだから、御祭神を書いてほしい。
それとも他に理由があるのか?
古墳の入口から現れた神は、霊験あらたかな神だったのだろうか?
八十枉津日神のような存在のものが現れたとしたら、それを封じる為に神直日神、大直日神を祀っているのかもしれない。
あくまでも私の考えなので、皆さんも櫻井神社を訪れて自分の目で確かめてほしい。
ちなみに、櫻井神社は嵐ファン、ジャニーズファンに人気。
絵馬を見ると、ジャニーズファンがたくさん訪れていることが分かる。
そう言えば、駐車場で車から降りて神社の方向を見ると、白い靄がかかっているように見えた。
櫻井大神宮で主人も同じことを言い出した。
いったい何だったのだろうか?
不思議な櫻井神社。
『福岡県糸島市の神社巡り①〜⑤』
終わり
今回訪れた福岡県糸島市の神社⇩
『雷神社』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/09/blog-post_30.html
『高祖神社』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/09/blog-post_22.html
『箱島神社』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/09/blog-post_17.html
『神在神社』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/09/blog-post_14.html
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