「これはマインドコントロールだ」と感じた出来事があった。
そして、「こんな人もいるだな。危ないな」と思った。
【突然現れたお爺さん】
私と主人は、観光スポットで人気の場所を訪れた。
観光スポットとは言え、隠れスポット的な神社を訪れた時、主人よりも先に車から降りた私は、トコトコと神社に向かった。
すると、電動カートに乗ったお爺さんが現れた。
お爺さん
「釣りね?釣りなら釣り方教えるよ」
私
「釣りではないです。そこの神社に行ってます」
お爺さんが私に話しかけた瞬間、電動カートのバッテリーが切れのか?壊れたのか?音が鳴り出し、動かなくなった。
お爺さん
「充電したばかりなのに動かなくなった。先生に頼んでバッテリー交換してもらおう。私は神ごとをしている。無料で会った人を見てあげてる。気で体を治したり、占いをやってる」
お爺さんは目の前の学校の先生のところに向かった。
後から来た主人
「何?誰?」
私
「神ごとしてるらしいよ。無視して行こう」
参拝して帰っていると、大急ぎでお爺さんが戻って来た。
そして、許可も得ず、いきなり私と主人の体を触ってきた。
私と主人の体の不具合の部分に気を送って治したそうだ。
お爺さん
「どうだ!?良くなっただろう?」
私と主人は「あーね」という感じで、あからさまに良くなったわけではなかったので、笑って誤魔化した。
お爺さん
「なぜ笑う!?」
怒り出した。
主人
「どこも良くなってない。変わらない。目が良くなってほしかった。目触ったのに全然良くなってない」
と後で私に話した。
私は、詰まっていた鼻がすぐ通り、痛かった足が治り、冷え性の体がポカポカし出した。
気が使えるのは確かなようだが、完全に治るわけではないのが分かった。
それはそうだろう。
体の不具合は、性格の癖・姿勢の癖・生活習慣の癖などが蓄積されて起こるので、そこを正して、整えてあげないと治らない場合もある。
その時は治ったとしても、癖を治さなければ、再発することもある。
お爺さんは、私達の飲み物に気を送った。
もちろん、気を送る前に飲み物の味を確かめている。
私はミネラルウォーター、主人は梅ジュースだ。
お爺さん
「飲んでみて。どうだ!?味が変わっただろう!?」
私と主人
「………。」
何も変わっていなかった。
味がまろやかになってもいなかった。
お爺さんは、私達の手に直接触れず、少し離れた位置から、私達の手に気を送った。
指先がピリピリとしたような感じがした。
お爺さん
「私は化け物だ。化け物と言わないとみんなびっくりするからね。私は神に選ばれた。この力をみんなの為に使わないといけないと思って、無料でみんなを見ている。私の噂を聞いて、見に来た霊能力者もいたけど、みんな帰って行った」
色々と語り出したが、どれもお爺さんの力が凄いと思わせるような自慢話と、凄いと思わせる言葉のチョイスだった。
私
「色んな霊能力者の方に会っているので、あなたは化け物ではないです。化け物だというのなら、私も化け物です」
お爺さん
「そんな言い方されたら、私は凄い人じゃないみたいじゃないか」
というようなことを言い出し、怒り出した。
その後、頼んでもないのに、勝手に私達の占いをし始めた。
お爺さんは占いと言っているが、占いではなく、霊視だった。
占いと霊視の区別も分からず、「神ごとをやっている」というのはおかしな話だ。
性格的なことは当たっているところもあったが、ちょくちょく的外れでおかしなことを言っていた。
私の性格や好きなものを当てる霊視をしているのに、私の姉の性格や好きなものを言っていた。
お爺さん
「ウサギが好きだね」
私は動物は好きだが、ウサギには全く興味がない。
子どもの時からウサギ好きなのは私の姉だ。
お爺さん
「本当は生まれてくる命ではなかっただろう?」
これも姉のこと。
姉が生まれる前に、死産した兄弟がおり、姉は本来は母から産まれる予定ではなかったが、死産した兄弟の代わりに産まれてきたと、霊媒師が言っていた。
神ごとをする人が、「生まれてくる命ではなかっただろう?」と質問をするのはおかしいし、そもそも質問の内容が失礼。
そして、主人にもおかしなことを言い出した。
お爺さん
「あんた両親に愛されてない」
主人の両親はとても人柄がよく、今年も主人の誕生日に「誕生日おめでとう。体に気を付けて」と父と母それぞれがメールを送っていた。
愛していないのなら、わざわざ誕生日に体を気遣うメールは送らない。
占いと称するのなら、愛されていない理由と解決策を教えてあげるのが占いのはずだが、一方的に否定的なことを言うだけで終わった。
お爺さんは、一方的に私達に質問をして、私達のことが自分が推測した通りで合っているか、確認しているだけだった。
会った時から頭ごなしに私達の人格を否定し、自分の都合の悪いことを言われると怒り出した。
都合の悪いことが起きようとすると、勘が早く働くので、都合の悪いことを察知するのが早い。
私達はこの場から早く立ち去りたいのに、お爺さんは帰らせないようにする。
気味が悪い。
お爺さんが主人を占っている内容は、私が日頃から主人に言っていることだったので、笑いが出そうになり、笑いを誤魔化して微笑んでいると、
お爺さん
「笑ったらいけないんだけどね、あんた前世は男で、女の人に虐げられて、仇を取るために女に生まれて来た」
私はおかしくて笑いそうになったが、笑いを堪えた。
私の心の中
「あ〜そうですか。主人を貶すために笑ったわけじゃないけど。そんなことも分からないのか。そもそも私達は自分達の守護霊・出身星・夫婦になった理由・なぜ地球にいるのか知ってるし。お爺さんはこのこと分からないけどね。だって私達の守護霊も見えてないもん」
お爺さん
「あんたはまだ神を信じていない」
私の心の中
「神は信じますけど、あなたを信じていないだけです。占いと言ってる割には見えていないし、分かってもいない。神と言ってる割には幽霊と運が良かった話しかしないし、神様の話は一切しない。神との対話の話を聞きたいんだけど」
吹き出して笑いそうになったが、また堪えた。
主人がお爺さんの目を見て話していると、急に気でも狂ったのか!?と思うほど、お爺さんが激怒した。
お爺さん
「その目で見るな!!その目で何回も怒られたことがあるだろう!!!」
そんなことで怒られたことは今まで一度もない。
そもそも、人の目を見て話すのは当たり前のことだ。
怒ったのはお爺さんが初めて。
私は主人の守護霊が、お爺さんの負のエネルギーから、主人を守ったのだと思った。
主人
「天狗の目だと思う」
と後で私に話した。
私も天狗の目に納得。
今年4月、*天狗の置物を買った後、見ず知らずのハイクラスの能力者の女性に話しかけられ、
「天狗の置物、ご主人の座る後ろの棚に置くように、悪いものが憑かないように睨みを利かせて守ってくれるから」
と教えてくれた。
*天狗の置物の詳細はこちら⇩
『卑弥呼②』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/07/himiko-2.html
その効果が如実に表れたのだと思う。
つまり、主人の目は天狗で、悪いものに睨みを利かせていたのだ。
天狗の目を嫌がるということは、お爺さんは「自分には神が憑いている」と言っていたけど、それは神ではない。
神じゃないということは最初から分かっていたけど、お爺さんの身も心も支配し、天狗の目を嫌うものとは…。
何が憑いているんだろう?
さすがにそこまでは分からない。
というか、そんなもの見たくもない。
お爺さんのやってることは、マインドコントロールだった。
ただの構って欲しい御老人なのかもしれないが、そうだとしても度が過ぎている。
お爺さんの話しを聞いていると、観光客や学校の先生などに声を掛け、私達にしたことと同じことをしていることが分かった。
信じる人も多いようで、後日お爺さんに、身内や知り合いを会わせる人、頼って何度も訪れる人もいることが分かった。
お爺さんと気が合うのであれば、それはそれでいいだろうし、信じる・信じないは価値観の違いなので、否定はしない。
【マインドコントロールと感じさせる点】
・都合の悪いことを言われると、または言われようとすると怒ったり、怒鳴り出す。
・自分の意見が正しいと思わせるために、他人の話しは聞かず、一方的に自分の意見を押し付けたり、自分の話をする。
・相手に話す隙を与えない。
・自信過剰で、自分の凄さを見せ付ける。
・自分以外に凄い人はいないと思わせる。
・帰らせないように仕向ける。
普通に考えれば、マインドコントロールもしくは、おかしいことに気付く。
しかし、霊感がある人に会ったことがない人・好奇心旺盛な人・興味をそそられた人などは、騙されやすくなる。
そして、「無料で見る」という甘い言葉に、「なら見てもらおうかな」という気持ちになる。
【波動とエンパス】
お爺さんは物凄く重い波動だった。
私も主人も軽い波動なので、重い波動は合わない。
しかも、私はエンパスなので、重い波動はキツかった。
重い波動は引き寄せる力が強い。
軽い波動は軽いので、放っておいても直ぐに軽くなる。
私と主人は、お爺さんと離れた後、頭が痛くなった。
翌日、頭が痛いのは治ったが、エンパスの私は波動調整に一週間かかった。
一週間、頭が回らずボーッとしていた。
ちなみに、主人も「頭が痛い。ボーッとする」と言っていたが、翌日にはすっかり治っていた。
このことから、重い波動の人と一緒にいると、重い波動に飲み込まれ、身も心も重い波動になってしまうことが分かる。
酷くなると精神的におかしくなる。
そして、エンパスの人はかなり影響を受け、酷くなる。
私達は直ぐに帰ってもよかったが、ほぼ一日中お爺さんの話しを聞いた。
世の中に偶然はないと思っているので、私とお爺さんが会った理由を考えた。
私がお爺さんと会った理由は、前日に「気の流れが良くなってほしい。誰か霊的な力で治してくれないかな」と思ったからだと思う。
お爺さんが私に会った理由は、お爺さんの御霊と守護霊が「助けて」と救いを求めているように感じた。
だけど、私は相手と話しをすることで御霊を浄化することしかできない。
お爺さんは人の話しは聞かないし、自分以外のことは受け入れようとしないので、自分で改心しなければ誰も助けることはできない。
それはお爺さんの守護霊も分かっているはずだし、間違った方向に行かないように何度もお爺さんに気付きを与えていたはず。
中途半端に霊感と力を持っていても、自分の力に過信してしまい、自分で霊的なことを学ぼうとしないので、お爺さんみたいになってしまう。
私も生まれた時から霊感が強かったら、お爺さんのようになっていたかもしれない。
何よりも、自らスピリチュアルなことを調べたり、考えたりと、学んでいなかったと思う。
一丁前にこんなことを語っているが、私は霊感があるわけではないのであしからず。
私は、実体験・経験・学びを通して、思ったり・感じたりしたことを分析して、述べているだけ。
それと、霊感というか超感覚は、全ての人が持っているので、特別な力ではない。
【本当の霊能力者・占い師の特徴】
・「神」という言葉は決して使わない。
・「神ごとをしている」と自分からは言わない。
・人の話しを最後まできちんと聞く。
・否定的なことは言わない。
・自分の意見を押し付けない。
・全ての人・もの・ことを受け入れる「愛」がある。
・人の性格・日常生活・前世など、見えたことを何でもかんでも話さない。
・必要最小限の助言や情報しか与えない。必要以上の助言や情報は、相手の魂の成長にならないから。
・当たっているかどうかいちいち確認しない。
・力を見せつけない。
・手間をかけたり、色んな人に声を掛けたりなど、余計なことをしない。
・一般の人と同じように生き、一般の人に溶け込んでいる。
・能力があるとは言わないし、能力があることを隠している。
・神がかりや守護霊などからの働きかけがあり、それが伝えないといけないことであれば、初対面の相手だったとして、道端ですれ違った相手だったとしても、さらっと相手に伝え、スッと去って行く。
・無料で見るのは珍しいことではなく、料金を取っている人も、本当に困っている人には無料で見てあげる。
・目力はあっても、目はギラギラしておらず、目元が優しい。
【おわりに】
「あんたはまた来るだろうから」 と、帰る時にお爺さんから名刺を貰った。
「いや勘違いだし、来ないし、早く帰りたいのですら分かってなかったじゃん」と、私は思った。
名刺は翌日、ゴミの日に出したので跡形もなく消えた。
マインドコントロールされて、他人から「あなたは騙された」とか否定されたとしても、魂の成長に必要な経験だったかもしれないし、失敗を学びに変えればいいので、心配しないでほしい。
必要な時に必要なことが起きるようになっているし、物事に偶然はない、あるのは必然のみ。
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