2022年1月2日 日曜日

沖ノ島を半径2km圏内から見ることができた。


『博多港発 QUEEN BEETLE 利用 
船上から初詣
宗像大社三宮の御朱印付き
沖ノ島遊覧クルーズ(ビジネス乗船券)』

これを利用して、念願の沖ノ島を見ることができた。

と言っても、私は当日までどこへ行くのか知らされていなかった。


去年の年末に主人から告げられた。

「1月2日は出掛ける」

しかし、どこへ行くのか尋ねても全く教えてくれなかった。


1月2日当日。

この日は雨の予報で、どんより曇っており、少し雨がパラついていた。

「天気悪いけど、どこへ行くんだろう?」と考えていると、博多港に着いた。


「もしかして、沖ノ島に行くの?沖ノ島は行けないから、中津宮のある大島に行くの?」

主人

「どうして分かった!?沖ノ島に行く」

「沖ノ島に!?本当に!?上陸はできないから、船の上から見るんだね。と言うか、近づくこともできないんじゃないの!?大丈夫!?」


そんな会話のやり取りをしながら、ビートルに乗船。

不思議なことに、沖に出ると次第に晴れてきた。


主人

「晴れると思た。神社に行く時って、天気が悪くても着くといつも晴れる」

「そうだね。不思議なことが起きる時って、どんより曇ってたり、雨が降ってるよね。そして、晴れると不思議なことが起きる」




【沖ノ島とは】


・2017年7月9日、『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群がユネスコ世界文化遺産に登録された。

・九州本土から約60km離れた玄界灘に浮かぶ島。

・古代から現代に至るまで、神宿る島として崇拝されてきた。

・島内には他に例を見ない4〜9世紀までの古代祭祀遺跡が残されている。

・中腹にある巨岩群の周辺には、1,000年以上もほぼ手付かずの状態の祭祀遺跡がある。

・国家の安寧を願う、国家的な祭祀が行われてきた。

・島全体が宗像大社沖津宮の境内。

・立ち入り禁止。女人禁制。

・島に常駐しているのはただ1人の神職。

・宗像大社の神職1人が、約10日交代で島に常駐し、毎朝社殿で神事を行う。

・神職は朝起きると海に入り、肩まで浸かって禊を行い、身を清める。

・社殿には宗像三女神のうち田心姫神(タゴリヒメノカミ)が祀られている。   




【沖ノ島の禁忌】


 一、島で見聞きしたことを口外してはならない。

一、一木一草一石たりとも島から持ち出してはならない。

一、入島する際は全裸になり海中で穢れをはらう「禊」をしなければならない。





【沖ノ島と関連遺産群とは】


登録されたのは計8つ。


①宗像大社沖津宮(おきつみや)のある沖ノ島。

②小屋島(こやじま)*

③御門柱(みかどばしら)*

④天狗岩(てんぐいわ)*

⑤中津宮(なかつみや)*

⑥沖津宮遙拝所(おきつみやようはいしょ)*

⑦辺津宮(へつみや)*

⑧新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群


*②③④は、沖ノ島に付随する3つの岩礁。

*①〜④を総称して沖津宮。

*⑤⑥は、玄界灘に浮かぶ福岡県宗像市の大島にある。

*⑦は、福岡県宗像市の本土にある。

*⑧は、福岡県福津市にあり、信仰を支えた宗像族の墓とされる。




【宗像大社とは】


・御祭神は天照大御神の三女神で、沖津宮、中津宮、辺津宮にそれぞれ祀られ、この三宮を総称して宗像大社という。

・宗像三女神とは、宗像大社を総本宮として、日本各地に祀られている三柱の女神(田心姫神・瑞津姫神・市杵島姫神)の総称。

・三女神は、*天照大神と素戔嗚尊の誓約で生まれた。


*天照大神と素戔嗚尊の誓約の詳細はこちら⇩

『新田神社〜鹿児島県薩摩川内市』

https://keipandkeip.blogspot.com/2022/08/blog-post.html




【沖津宮、中津宮、辺津宮の詳細】



[沖津宮(沖ノ島)]


御祭神:田心姫神(タゴリヒメノカミ)


*神職以外は渡島できない。



[中津宮〔大島〕]


御祭神:瑞津姫神(タギツヒメノカミ)


*大島から沖ノ島まで49km。



[辺津宮〔本土〕]


御祭神:市杵島姫神(イチキシマヒメノカミ)


*辺津宮から中津宮まで11km。

  フェリーで25分。




【沖ノ島遊覧クルージング】


ビートルで行く沖ノ島遊覧クルージングということで、

「皆さま、今回、特別に半径2km圏内まで沖ノ島に近付いております」

とアナウンスが流れた。

小屋島、御門柱、天狗岩、この3つの岩礁が鳥居のように見える。



沖ノ島に近付くと青空になった。

またあの時のように天照大御神が来たのかな?


あの時の詳細はこちら⇩

『卑弥呼②』

https://keipandkeip.blogspot.com/2021/07/himiko-2.html


沖ノ島の帰り、夕焼けの天使の梯子が凄かった。

念願の沖ノ島、遠くから見れただけでも幸せで、とても貴重な体験だった。




【おわりに】


数年前から、主人にいつもこんなことを話していた。

「沖ノ島に行きたい!嵐の日に海に飛び込めば、沖ノ島に流されるかな?」

そして、神功皇后・瑞津姫・市杵島姫・武内宿禰・応神天皇への思いを話した。

「沖ノ島の田心姫は神功皇后。

三女神と言っているけど姉妹じゃない。

3人とも強力な神力を持つ大巫女。

3人揃うと尋常じゃない神力を生み出し、嵐をも引き起こす。

敵国の船も軍隊も追い払うほどの力。

応神天皇は武内宿禰と市杵島姫の子ども。

そのことを隠してまで、神功皇后と武内宿禰が成し遂げようとした事とは何か、思いを汲み取って考えて欲しい。

仁徳天皇は応神天皇の子ども。

仁徳天皇のお墓、大仙陵古墳は鍵穴の形をしている。

その中には、神功皇后・武内宿禰・応神天皇・仁徳天皇とそれに関わった人たち、みんなの思いが詰まっている。

人には話すことのできない思いがね」

ずっとこのような話をしていたら、スピリチュアルに興味のない主人も、沖ノ島が気になったようだ。

世界遺産なので、誰だって興味をそそられるだろう。

世界遺産の中でも、立ち入り禁止の島は珍しいそうだ。



私が神功皇后や武内宿禰に興味がある理由。

詳細はこちら⇩

『武内宿禰と高良大社〜福岡県久留米市』

https://keipandkeip.blogspot.com/2021/08/blog-post_22.html