【日暈の出現】
2022年4月30日(土) 11時32分
何気なくベランダに出て空を見た。
すると、太陽の周りに、巨大な虹の輪ができていた。
こんな現象を見るのは初めてだ。
とても感動した。
「ありがとう」という言葉が思い浮かんだ。
感動から感謝にかわった。
何度も心の中で「ありがとう」と繰り返した。
日差しが強くなった。
自然と涙が流れた。
感謝から感激にかわった。
「生きててよかった。もう社会意識には洗脳されない。誰の指図も受けない。固定観念には囚われない。自分が思った通りに生きていく。どう生きるかではなく、自分の可能性を広げて行く。私には私のやるべきことがある」と強く誓った。
自然と自分の意志を天に示していた。
日差しが強くなった。
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右側 輪と雲が重なり龍のよう |
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11時32分〜11時46分までの写真を、1番上の写真から順番に載せている。
虹の輪に雲がまとわりついて、龍のようにも見える。
虹の輪から雲が出ているようにも見えるし、太陽フレアが太陽から噴出しているようにも見える。
【日暈(ひがさ)・ハロ】
この現象を日暈(ひがさ)やハロという。
太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい光を暈・ハロという。
白いベール状の透き通った氷の粒で構成された巻層雲(けんそううん)が、太陽や月にかかると現れることがある。
とても珍しい現象だ。
太陽の周りに現れたものは日暈(ひがさ)、月の周りに現れたものは月暈(つきがさ)という。
太陽の光が巻層雲の氷の結晶とぶつかり、光が屈折することで、日暈は虹色に見える。
光の形状によって、見え方は変わる。
写真の日暈は、非常にクッキリと虹色が見えている。
巻層雲が出現すると、低気圧や前線が近づいている証拠。
日暈が発生すると雨が降る前兆だ。
写真の日暈は、30分ほどで消えた。
その後、風が強くなり、次第に曇ってきたが、雨は降らなかった。
翌日も雨は降らなかったが、風は強く、急に突風のような風がよく吹いていた。
【古代中国での日暈】
日暈は別名、白虹(はっこう)という。
古代中国では、白虹が太陽を貫くことは、兵乱の兆しとされていた。
白虹は*干戈(かんか)を表し、日は*天子を表すという。
*干戈:武器・武力。
*天子:王・君主。
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小さな月暈 |
【おわりに】
生まれて初めて日暈を見た。
日暈は災いの前兆と捉えることもあるが、生で見る日暈はとても美しかった。
小学生の時、超大型台風に直面し、台風の目の中に入ったことがある。
台風の目の中は、晴れ間が広がり、とても静かだった。
荒れ狂う風が幻だったかかのように、天使の梯子のような光が空全体に広がり、静寂な空間だった。
スピードの速い台風だったので、台風の目に入った時間はほんの数分だった。
すぐに暴風雨がやってきた。
台風の目を目の当たりにした母と姉と私は、「うわー。凄い」と口を揃えて言った。
日暈を見た感覚はこの時に似ていた。
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