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標高:1,574m |
高千穂峰(たかちほのみね)
【高千穂峰】
天孫降臨伝承の地、霧島はいくつもの山々が連なっている。
その最も東側の少し尖った山が高千穂峰。
高千穂峰は、宮崎県と鹿児島県の県境にある第二峰。
山頂には、天津彦彦火瓊瓊杵尊(アマツヒコヒコホノニニギノミコト)が、降臨の際に突き刺したとされる青銅製の「天逆鉾」がある。
天逆鉾は、霧島東神社の社宝で、山頂の天逆鉾はレプリカ。
天逆鉾については色々と諸説があるが、真実は分からない。
【霧島神宮古宮址】
*霧島神宮古宮址(きりしまじんぐうこぐうし)は、高千穂河原駐車場から歩いてすぐの場所にある。
1235年、かつて霧島神宮古宮址にあった霧島神宮の社殿は噴火で焼失。
その後、現在の霧島中学校付近に仮の宮が置かれた。
1484年、霧島神宮は現在の場所に移された。
現在、霧島神宮は霧島神宮古宮址から7.5㎞離れた場所にある。
*霧島神宮の詳細はこちら⇩
『霧島神宮~鹿児島県霧島市』
https://keipandkeip.blogspot.com/2024/06/blog-post.html
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霧島神宮古宮址 標高:984m |
【御鉢】
霧島神宮は、霧島の山岳信仰の象徴のひとつ。
神代の昔、霧島神宮は高千穂峰の山頂に祀られていたが、御鉢(おはち)の度重なる噴火で焼け落ち、何度も焼失と移転を繰り返してきた。
霧島山の大規模な噴火は、788年と1235年に御鉢で、1716〜1717年に新燃岳で発生しており、御鉢と新燃岳が主である。
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御鉢火山 標高:1,408m |
窪んだ山が御鉢 |
桜島と錦江湾が見える |
【霧島神宮元宮】
霧島神宮元宮は、高千穂峰と御鉢火山の鞍部(尾根のくぼみ)にあるため、御鉢よりも標高が低い。
初代の霧島神宮は、霧島神宮元宮の場所にあった。
しかし、霧島神宮がどれほど古いのか、詳細は分かっていない。
788年、初代・霧島神宮は御鉢の噴火で焼失。
現在、霧島神宮元宮には、神社の跡を示す鳥居と石碑が建っている。
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霧島神宮元宮 標高:1,400m |
登山口、高千穂河原から鳥居をくぐる。
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霧島神宮古宮址まで参道を歩く。
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古宮址から右折して自然研究路を上がる。
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御鉢・高千穂峰の登山道に辿り着く。
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道なりに進めば頂上に到着。
登り:2時間30分(こまめに休憩を挟む)
【高千穂河原駐車場】
駐車台数150台。トイレあり。売店なし。
駐車料金:500円
この地点での標高:970m
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馬の背 道幅が狭い |
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天逆鉾に光が落ちたように見える写真 |
高千穂峰 馬の背付近からの動画⇩
【おわりに】
自然研究路から樹林を抜けると、木々がなくなり、小石混じりの赤土の急斜面が現れる。
火山から噴出した大小さまざまな火山岩が転げ落ちている場所が赤土エリアだ。
この赤土エリアは、足元を取られ、注意して歩かないと滑り落ちそうになるので怖い。
赤土エリアは登りで一番きつかった。
歩きやすい箇所に黄色のペイントが付けてあるので、黄色のペイントを道標に登るといい。
赤土エリアの下りは特に要注意で、両足ともに足底〔足裏〕をしっかりと地面につけて歩くようにしないと、転げ落ちそうになる。
靴は、足首をしっかり固定してくれる、ミドルカットかハイカットの硬く重量のある登山靴で登ることをおすすめする。
実際、私は赤土エリアの下りを勢いよく下っていたら、滑り落ちそうになり、足でブレーキをかけると、足がカクッと変な方向に曲がった。
打撲か骨折したかもとヒヤッとしたが、ハイカットの登山靴を履いていたため、大丈夫だった。
下山までまだまだ距離があったので、本当ヒヤッとした。
馬の背からは登りが緩やかになる。
馬の背付近から絶景の景色が広がる。
山頂からの360度の大パノラマの景色は更に絶景。
錦江湾に浮かぶ桜島は美しかった。
韓国岳から見た高千穂峰 |
韓国岳(からくにだけ)の詳細はこちら⇩
『地球の記憶とエネルギーを感じる場所 霧島連山最高峰の韓国岳』
https://keipandkeip.blogspot.com/2024/02/blog-post.html
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