↓ 前回はこちら
【高祖神社】
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/09/blog-post_22.html
【箱島神社】
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/09/blog-post_17.html
【神在神社】
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/09/blog-post_14.html
雷神社(いかづちじんじゃ)
【御祭神】
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
※水火雷電神として祀られている。
彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)
※高祖大神として祀られている。
應神天皇 (オウジンテンノウ)
神功皇后(ジングウコウゴウ)
久奈戸大神(クナドノオオカミ)
住吉大神(スミヨシオオカミ)
【雷神社の歴史】
標高955mの雷山(らいざん)の中腹に鎮座する雷神社(いかづちじんじゃ)です。
雷山は、古来より雷神が鎮座する霊山で、女人禁制だった。
日照りが続いた年には、雨乞いの祈祷が行われていた。
1342年、*九州探題の*一色範氏(いっしきのりうじ)が、雨乞い祈祷を催促した文書が残っている。
*九州探題…室町幕府が九州統制の為に置いた職。
*一色範氏…足利氏の家臣。
創建は70年頃(垂仁天皇在位中)。
第6代孝安天皇〜第11代垂仁天皇まで、異国からの襲来が何度もあったが、雷神社の神が大雷火となり(大きな落雷で火災が起きた)、異国の敵を降伏させた。
その為、垂仁天皇は雷神社を畏れ敬い、社殿を建て、敵国降伏の神として尊崇した。
異国からの襲来のことは、高良大社(福岡県久留米市)や楯崎神社(福岡県福津市)の神秘書に『イルヰ』という敵の名前で書かれているとのこと。
神功皇后たちも雷神社に滞在していた。
神功皇后が三韓征伐の際、武内宿禰に命じ、宝剣宝鏡を供えて祈願した。
【感想と補足】
久奈戸大神については、前々回『箱島神社』の塞坐三柱大神についての説明で書いています。
雷神社は軍事的拠点で重要な場所だということが分かった。
以前書いた『高良大社』によく似ている。
↓ 詳しくはこちら
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/08/blog-post_22.html
北部九州は、神功皇后・応神天皇・武内宿禰を祀った神社がとにかく多い。
神功皇后・応神天皇・武内宿禰を祀っている神社には、必ずと言っていいほど住吉三神と宗像三女神が祀られている。
武内宿禰は黒男、宗像三女神は比売大神という名前で祀られていることが多い。
雷神社には、神功皇后と応神天皇(應神天皇)が祀られているのに、武内宿禰がいない。
神社の歴史には「神功皇后が武内宿禰に命じて…」と登場するのに、武内宿禰を祀ってないのは不思議に思うかもしれないが、彦火火出見尊を武内宿禰だと思えばいい。
なぜ宗像三女神も一緒に祀られているのか?
神功皇后は祀られていないのに、なぜ武内宿禰と応神天皇が一緒に祀られているのか?(高良大社のこと)
前回書いた『高祖神社』と、以前書いた『高良大社』から、何となくその理由が分かると思います。
神社を巡れば、歴史知識や霊感がなくても、真実が見えてきます。
雷神社の社殿の後方は、大きな木がたくさん生えた崖になっている。
急斜面で道はなく、登るような場所ではないが、その崖の上が気になったので、登って覗いてみた。
石が並んでいるように転がっており、古墳か祭祀跡じゃないかと感じた。
でも、どこにもそのようなことは書いてないので、真実は分かりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿