前回『事代主大神の文字』が見え、島根の神社をいくつか巡ることに。

行く先々で不思議なことが起きたので、訪れた神社を分けて書くことにした。


前回はこちら⇩

『事代主大神の文字』

https://keipandkeip.blogspot.com/2021/07/kotoshironushinokami.html




須我神社(すがじんじゃ)



【所在地】


島根県雲南市大東町須賀




【御祭神】


[主祭神]


須佐之男命(スサノオノミコト)


稲田比売命(イナダヒメノミコト)

※櫛名田比売のこと。


清之湯山主三名狭漏彦八島野命(スガノユヤマヌシミナサロヒコヤシマノミコト)

※ 略して八島野命。 須佐之男と稲田比売の子。



[配祀]


武御名方命(タケミナカタノミコト)




【由緒】


須佐之男命が、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治後に、建てた宮殿が神社になったとされている。

古事記・日本書紀に記されている「須賀宮(すがのみや)である。

日本で最初の御宮「日本初之宮」とされている。

須佐之男命は「吾が御心清々し」と言い、この地に宮殿を建てた。

この須佐之男命の言葉「清々し(すがすがし)」が、「須我(すが)」神社の名前と、この土地の「須賀(すが)」の地名の由来となっているようだ。

「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」

この歌は、須佐之男命が八岐大蛇を退治後、稲田比売とこの地に辿り着き、宮殿を建てる際に読んだもの。

日本で一番古い歌で「和歌発祥の社」と呼ばれている。

「八雲立つ」は「出雲」の枕詞。

この歌の「出雲」が出雲の国名の起源。

八島野命は、この宮殿で産まれた。

須我神社から車で6分の場所にある、須佐之男命御磐座(須我神社奥宮)の夫婦岩は、親子三人の神霊を鎮まっている。


奥宮
不思議なことが起きた場所








夫婦岩


【不思議体験】


境内裏の境外末社へと続く参道を登っていると、竹林が現れた。

すると、どんよりと曇っていたのに、突然、ピカッと陽が照り、大粒の雨がパラパラと降った。


「そこで急に雨が降った」と言いながら、遅れて主人が来た。

「私も同じことが起きたんだけど」


境外末社参拝後、下っていると、やはり先程の場所で、突然、ピカッと陽が照り、パラパラと雨が降った。

何度も主人と2人で、この場所を行ったり来たりしたが、同じ場所で同じことが起きる。

ピカッと陽が照るのが合図のようだ。

ピカッと陽が照ると、大粒の雨がパラパラ降り…止む。またピカッと陽が照ると、小雨がパラパラ降り…止む。

これの繰り返し。

でも、この場所を離れると曇り空に戻る。

「これは、神様が"ここにいるよ"とアピールして、私達に分かるように教えてくれているよね。凄いね。サプライズだね。ありがたいね」

この時撮った写真には、エメラルドグリーンの光が少し写っていた。


その後、車で須我神社の奥宮『夫婦岩』へと移動。

参道を登っていると鳥居が見えた。

鳥居の前に立つと、ピカッと陽が照り、雨がパラパラと降った。

「またさっきと同じことが起きたよ。須我神社から着いて来たのかな?別の神様かな?」

この時撮った写真には、虹色と靄のような光と透明の物体が写っていた。

どなたかな?

須佐之男命?櫛名田比売命?清之湯山主三名狭漏彦八島野命?武御名方命?別の方?


竹林の参道の写真も、奥宮の写真も、何が写っているのかは分からない。

でも、神社に行くとこのような写真がよく撮れる。


境内裏・末社へと続く階段








不思議なことが起きた場所



















【おわりに】


境内に立った瞬間、なぜか勝手に涙が出た。

須我神社の本殿の軒下にある月と太陽の彫刻が印象的だった。

今まで訪れた神社では見たことがない彫刻だった。

この月と太陽の彫刻、前回『事代主大神の文字』で書いた、天無神人さんの本の内容を物語っているようだ。

須我神社の裏手にある、境外末社へと向かう鳥居の前に『踏まぬ石』がある。

『踏まぬ石』に手を当てるとピリピリする。

まるで静電気に触れたような感覚だ。

清之湯山主三名狭漏彦八島野命(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまのみこと)、長い名前だ。