佐太(さだ)神社
【所在地】
島根県松江市鹿島町
【御祭神】
[正中殿]
佐太大神(サダノオオカミ)
※猿田毘古大神(サルタヒコオオカミ)
伊弉諾尊(イザナギノミコト)
伊弉冉尊(イザナミノミコト)
事解男命(コトサカオノミコト)
速玉之男命(ハヤタマノオノミコト)
[北殿(正中殿の右側)]
天照大神
瓊々杵尊(ニニギノミコト)
[南殿(正中殿の左側)]
素盞嗚尊(スサノオノミコト)
秘説四座(ひせつよんざ)
![]() |
正中殿 |
![]() |
北殿 |
![]() |
南殿 |
![]() |
境内地図 |
【謎の秘説四座】
佐太神社は、秘説四座を含め12柱の神々が祀られている。
秘説四座の4柱の祭神名は、公表できない「秘密」の何かがあるのだろう。
素戔嗚尊とともに、いったい誰が祀られているのだろうか?
歴史が覆るほどの存在・神を祀っているのだろうか?
真実が明るみになる風の時代に突入したので、そろそろ秘説四座を公表してもいいような気もする。
「秘密」といわれると、秘説四座が気になって仕方がない。
「秘密なら秘説四座のことは隠しておけばいいのに」と思うのだが、秘説四座を公表しているということは、いつかきっと、祭神名を明らかにするのだろう。
【母儀人基社】
境内後方の裏山へと続く石段を登った先にある「母儀人基社(はぎのひともとしゃ)」は、石を積み重ねた原始的な祭壇。
これは、比婆山にある伊弉冉尊のお墓を遷し、祀った社とされている。
比婆山については、古事記に次のように記されている。
「かれその*神避(かんさ)りし伊邪那美(イザナミ)の神は、出雲の国と*伯伎の国の堺、比婆の山に葬りき」
1902年、松江市にある*「神魂(かもす)神社」周辺の「神納山」の墳丘が「伊弉冉尊御陵参考地」に指定されている。
*神避る:あの世へ行くこと。
*伯伎の国:伯耆国。現在の鳥取県。
*神魂神社の詳細はこちら⇩
『神魂神社〜島根県松江市大庭町』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/07/blog-post_12.html
![]() |
母儀人基社 入口 |
![]() |
母儀人基社 |
![]() |
母儀人基社 |
【不思議な体験】
熊野大社で不思議な体験をして、*佐太神社と*賣布神社を訪れたというか、行かされたというか、気付いたら訪れていた。
帰りに、参道で佐太神社の写真〔一番上の写真〕を撮った。
後でこの写真を見て、「佐太神社、朝行ったっけ?」と変な錯覚を起こした。
というのも、曇った夕方に撮影した写真なのに、朝日が差しているような写真が撮れていたからだ。
差す光の中に、白い服を着た巫女のような人が手を合わせているようにも見えるが、気のせいかもしれない。
*熊野大社の詳細はこちら⇩
『熊野大社〜島根県松江市八雲町』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/07/blog-post_9.html
*賣布神社の詳細はこちら⇩
『賣布神社〜島根県松江市和多見町』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/07/blog-post_14.html
【おわりに】
佐太神社の社殿は特徴的だ。
大社造の本殿が3つ横並びになっている。
社殿はとても大きいが、圧迫されるような大きさではなく、横に広く見えるので、開放的ですっきりとしている。
この社殿を見ていると安心する。
伊弉冉尊を祀る「母儀人基社」を見たとき、「ここが黄泉比良坂なのでは?」と思ってしまった。
しかし、黄泉比良坂のような雰囲気ではない。
母儀人基社とその周りの空間は、とても清らかで、時間が止まっているような感じがして、とても居心地がよかった。
黄泉比良坂の詳細はこちら⇩
『揖夜神社〜島根県松江市東出雲町』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/07/blog-post_10.html
0 件のコメント:
コメントを投稿