心霊写真 エピソード2
心霊体験です。苦手な方はお控えください。
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私としては、取り憑かれたことで起きる体の変化を、通院と並行して記録できたのでよかった。
まだ取り憑かれたままでも大丈夫だったが、見兼ねた姉が、除霊に連れてってくれた。
私はこの時、姉が送った心霊写真の幽霊が取り憑いているとは思ってもいなかったし、ましてや3体も取り憑いていたなんて思いもしなかった。
というのも、年末年始に行った旅行先のお城で、心霊体験をしたので、こちらが取り憑いていると思っていたからだ。
あるお城の鎧や刀を展示した部屋に入った瞬間、ズドーンと肩が重くなった。
まるで、20kgの子供がいきなり飛び乗り、おんぶしたような重さだった。
「この部屋は長いできない。早く出るよ」と主人に言って、写真だけ撮って出た。
その時の写真は、私の腕から角?舌?みたいなのがニョロっと出ていたり、周りにも何体か変なものが写っていた。
10月、除霊の前に2枚のスマホ画面の写真を見せた。
まずはお城の写真。
『写ってるね。ここには長くいなかったでしょう?この写真消しなさい』
これだけで終わった。
次は姉が送った写真。
『ロングヘアーの女性の他にも、防空頭巾を被った男性と、別の女性が写ってる。この3人があなたに憑いてる。この写真も消しなさい。本来なら、写真を撮ったお姉さんに取り憑くはずだったんだけど、あなたに送ってしまったから、あなたに取り憑いてしまった。風邪みたいなものだね』
「写真は元旦に送ってもらいましたが、幽霊に気付いたのは9月です。いつから取り憑いていますか?」
『送ったその日からだよ』
言われてみれば、城の写真は1月3日に撮影したもの。
1月1日にある吊り橋で、私を撮影した主人がすぐに、「ねえ、取り憑かれてないね?顔の色が変よ。気持ち悪い」と言って写真を見せてきた。
写真の私は、顔も手も、見える肌の色が全部粘土色というか、死人の色で、姉が送った心霊写真のロングヘアーの女性と同じ色だった。
まさにこの時が、取り憑かれた直後だった。
除霊の時、風が渦になって、腰から頭上に抜けて行ったのが分かった。
その瞬間、パチンとラップ音が鳴った。
眉間がグググググッと開き、少し頭痛がした。
瞬時に体が軽くなり、自分の声がワントーン明るくなっていることに気付いた。
景色が輝いて見えた。自然がキラキラして眩しい。
「額のチャクラが閉じていたのか。守護霊にも苦労をかけてしまったな。10ヶ月の間、景色も曇って見えていたのか」
取り憑かれたことで、学んだことも多かった。
呪いのビデオならぬ、呪いの写真が実在することが驚きだった。
心霊写真を見つけても、決して他人には送ってはいけない。
次に続く。
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