子供の頃の記憶はほとんどないが、前回の『菅原道真』を書いたことで、ある記憶を思い出した。
↓ 前回
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小学3年生だったと思う。夏休みなのは確かだ。
実家から歩いて行ける場所に、菅原道真を祀った天満神社というお宮がある。
夏休み期間中は、ここで朝6時半からラジオ体操があり、クワガタを捕まえたり、みんなの遊びの場だ。
夜渡(よど)祭というのもあった。
また、公民館があるので、話し合いやイベントの打ち上げで使ったりもしていた。
どこの田舎にでもある普通のお宮だ。
ある日、同級生と年上の男の子数人で集まり、この神社で遊んでいた。
拝殿の前に座り、みんなで話していると、年上のたいちゃんの同級生あっちゃんが合流。
あっちゃんは、向こうの方から歩いて来ている。
たいちゃんは、賽銭箱に10円玉を入れ、鈴を鳴らした。
「あっちゃんが蜂に刺されますように」
たいちゃんは、みんなを笑わせる為に、悪ふざけをしたのだ。
すると、どこからかアシナガバチが飛んできて、あっという間に一面アシナガバチだらけになった。
たいちゃん
「マジで蜂来たし」
あっちゃん
「イッテェ〜!マジで蜂に刺されたし」
みんな大笑いした。
私は笑えなかった。
たいちゃんがお詣りをする前は、蜂は1匹も飛んでいなかった。
数人いる中で、あっちゃんだけが刺された。
蜂は怖がって暴れている人をだいたい刺すが、誰も暴れていなかった。
丁度、拝殿の前であっちゃんは刺された。
あまりにも色んな条件が重なったので、偶然とは思えなかった。
何でみんな笑っているのか?不思議でたまらなかった。
軽はずみな祈りだったのに、瞬時に願いが叶った。
あっちゃんが神様に嫌われていたのかもしれない。
どちらにしても、この時、私は初めて「神様っているんだ」と思った。
今思えば、この時から神様を意識するようになったのかもしれない。
世界で一番早く"願いが叶った祈り"だったかもしれない。
スピリチュアルが科学で証明されていたら、ギネス世界記録に認定されていたかも(笑)
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