心霊写真 エピソード1

心霊体験です。苦手な方はお控えください。


2019年は体調不良に悩まされた。

貧血で通院はしていたが、ただの体調不良ではなく、3体の幽霊に取り憑かれていた。

貧血自体は3ヶ月で治り、体調は良くなった。

しかし、それと入れ違いで、取り憑かれた後は、どんどん体調が悪くなった。


【自分に起こる体調の変化】

最初は、生理前になると必ず、股関節に大きなできものができた。

不思議と生理が始まると治るが、痛くてたまらない。

まだ通院はしていたので、処方してもらった抗生物質ですぐに治った。

次は、度重なる動悸と胸の激痛に悩まされた。

胸の激痛は、ペットの突然死と共に消えた。

階段を上る。湯船に浸かる。これらは動悸が酷くなるので避けた。

この時、病院から様々な薬をもらった。

通院のたびに薬を変えてくれたが、全く治らなかった。

それから、体が鉛のように重くなり、寝込むことが多くなった。

何もやる気が起きない。

きつくて座ると、いつの間にかその場に寝ており、何時間も過ぎていることがよくあった。

気絶していたのだろう。

その後、寝込むことが多くなった。

最終的に、急に咳が出て止まらなくなった。

これらも、病院では治らなかった。

このように、病院に行っても治らない。

薬をもらっても効くのは一時的で、すぐに新たな症状が現れる。

死にはしないけど、幽霊は苦しむギリギリのラインを攻めてくる。


【不可解な自分の行動】

話していることとは違う言葉を、よく言うようになる。

例えば、夕食の話しをしているのに、「寺」と突然口走る。

話とは全然関係ない言葉を、無意識に突然発してしまい、「アレ!?」となる。

3体も取り憑いていたので、3体が一気に言いたいことを話そうと、私の口を借り、勝手に言葉を発していたのだ。


【怪奇現象】

深夜1時や2時になると、必ずラップ音がした。

決まって寝ようとする時に鳴る。

同じ部屋の複数箇所で散らばって聞こえることもあった。

パチッ、バチッ、バチンと、オーソドックスなラップ音だ。

心霊写真に気付いた後ぐらいだったが、忘れられないラップ音がある。

枕元で、小枝を踏んだような「パチッ、パチッ」、右側のクローゼットの中から「ガタッ、ゴトン」、足元のベランダから「ガラン、ガラン」と順番に音が鳴った。

まるで複数人いるような感じだった。

ちなみに、そんな音がするようなものは置いておらず、何も落ちていない。

今思えば、日に日にラップ音が酷くなっていた。


9月、スマホの写真を見ていたら、心霊写真を見付けた。

この写真は元旦に、姉がスマホで実家に預けていたペットを撮影し、私に送ったものだ。

年末年始に一週間の旅行の為、ペットを実家に預けていた。

庭先に置いたペットを撮影しており、その後ろの背景に、ウェーブのロングヘアーの女性がはっきりと写っている。

女性はこちらを見ている。

肌の色が粘土色だったので、明らかに幽霊だと分かる。

よく見ると、他にも写っているような気がした。

元旦に送られてきた写真を見た時は、背景が白くぼやけているだけで、他に不審な点はなかった。

太陽の光の加減で、白くぼやけているのだろうと思った。

スマホを替えて高画質になり、白いぼやけがなくなり、幽霊が見えるようになったのかもしれない。


次に続く。