私は急にくらくらして、意識が遠のきそうになった。
先生は「卑弥呼は久留米にいる!」と断言した。
昨年9月、大分県の大杵社で、御神木の写真を撮っていると、不思議なことが起きた。
空は、今にも雨が降りそうな厚い雲に覆われていた。
御神木の写真を撮ると、突然雲の間から光が降り注ぎ、御神木がエメラルドグリーンの光の輪に包まれた。
「うわっ!凄い!こっち来て、早く!」
私は主人を呼んだ。
主人は御神木から離れた場所で、スマホをいじっていた。
主人は急いで写真を撮ったが、消えかけたエメラルドグリーンの光しか写っていなかった。
一瞬の出来事だった。
すぐに厚い雲に覆われた。
光が降り注いだというよりも、太陽の光が物凄く明るくなり、厚い雲を照らしているように見えた。
はっきりそう見えた。
だから最初からずっと厚い雲に覆われていただけ。
その後私は、眉間が疼いて一日中頭痛がした。
写真を見ると、白い服を着た小顔の女性と、龍のような動物が写っている。
女性は、髪を頭頂部で丸く結い、首元には連なる石のネックレスをしている。
御神木の写真は、女性の姿が写っているものの、あまりにもエメラルドグリーンの光が美しいので、現像して部屋に飾った。
ある日、霊感のある人が家に来た。
玄関に飾っている、松本零士先生と一緒に写っている写真を見つめていた。
「先生が急に"卑弥呼は久留米にいる"と話し出すと、くらくらして意識が遠のきそうになりました。主人も同じことを言ってました」と話した。
そして部屋に通すと、一目散に御神木の写真の前に行き、「凄い」と言った。
御神木の女性と対話をしているようだったので、しばらく話しかけなかった。
「この女性は誰ですか?」
『卑弥呼です。卑弥呼は福岡の久留米、糸島、田川、大分の日田にいました。さっきの松本零士さんの話と繋がりましたね』と微笑みながら答えてくれた。
「卑弥呼は本当に女性だったんですね。日本人ですか?」
『女性です。日本人です。でも占いで使っていた道具は中国のものです。首元に瑠璃色のネックレスをしています。ご主人の前世が大王だった時、奥さんが巫女でした。その奥さんがご主人の守護霊です。守護霊の巫女が卑弥呼を呼びました』
私は主人に「せっかく守護霊さんが卑弥呼を呼んでくれたのに、御神木から離れた場所にいるし、不思議な光を見たのは私だけだし、私じゃなくてあなたに見てもらいたかったはず」と文句を言った(笑)
一週間後、古本屋に立ち寄った。
何も考えずに取った本を適当に開くと、偶然開いたページが近所の高良大社だった。
しかもこの本、一週間前に聞いた卑弥呼の話の内容と同じことを書いていた。
本のタイトルと内容は次のように書いている。
関 裕二
『神社仏閣に隠された古代史の謎』
(徳間出版、2008年、P200〜205)
以下、引用部のタイトルとページ数を【】に記載。
【高良大社の戦略的重要性 P200】
高良大社は、邪馬台国論争解決の切り札ではなかろうか。なにしろ高良山は、邪馬台国北部九州説の最有力候補地・山門(やまと)に接している。しかも高良山は、北部九州のヘソであり、天下の要衝、軍事の要なのである。魏志倭人伝には、邪馬台国は戦乱の時代だったと記されているのに、なぜこれまで、「戦略からみた邪馬台国論争」が巻き起こらなかったのだろう。高良大社の展望台に立てば、筑紫平野と筑後川を手に取るように見ることができる。だから、北部九州を支配するためには、ここしかないという立地であることが、実感できるはずなのだ。そして、邪馬台国北部九州説が、筑後川下流域から山門にかけてと考えられていることの重要性が、再確認される。邪馬台国が山門なら、この高良山に、難攻不落の軍事拠点を造ったに違いないのである。高良山は耳納(みのう)山系の西のはずれに位置し、敵兵に囲まれても、兵站(へいたん)が切られる心配がない。それでいて、筑後川という交易のための大動脈、筑後平野という穀倉地帯を押さえることができる。
一部抜粋。
↓ 高良大社についてはこちら
『高良大社と武内宿禰』
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/08/blog-post_22.html
「歴史的観点からここまで結論を導き出すなんて、並大抵の努力ではなかったはず。凄い」
『適当に開いた最初のページが、近所の高良大社だった』のと、『霊感のある人に聞いた卑弥呼がいた場所と、本に書いてある卑弥呼がいた場所が同じだった』ので、私はとても驚いた。
「こんなに卑弥呼に関することが立て続けに起きるなんてあり得ない。偶然なんかじゃない。卑弥呼のことを調べなさい。卑弥呼のことを知りなさいと言っている気がする」
それから私は、卑弥呼のことを調べることにした。
すると、用もないのに立ち寄った本屋の棚に卑弥呼のことを書いた本があったり、頂いた本に卑弥呼のことが書いてあったり、不思議なことが起きた。
何もしなくても、引き寄せるように、卑弥呼の情報が集まってくる。
「これはいったいどういうことだ?やっぱり偶然ではない。何かあるに違いない」
最近また卑弥呼に関する不思議なことが起きた。
『卑弥呼②』へ続く。
『卑弥呼②』はこちら⇩
https://keipandkeip.blogspot.com/2021/07/himiko-2.html
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